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2007年11月

美しい国ブータン

Book_2 平山修一さんの「美しい国ブータン」(リヨン社、781円)を読みました。

最初、タイトルを聞いたとき、ちょうど安倍首相辞任のタイミングだったので、「平山さん、どうしたの?ブラックユーモア?」って思ったのだけれど、後で聞いたところ、編集者の方が決めたんだそうで。たしかに、タイトルで本は売れるから、インパクトが命。

ともあれ、いろんな読み方があると思うけれど、私は、平山さんという、日ごろからとてもお世話になっている方の、お父さんの話がでてきたり、大学院で勉強中、主夫をされていたり、ふだん知らない一面がとても面白かった。

ブータンが注目を浴びているこの頃、単なるブームや、語るための語りに終わらせず、自分たちの何か実際の行動を変えうるようなGNH現象を作っていけるとしたら、平山さんがそのリーダーとなっていかれるでしょう。

これからのますますのご活躍、お祈りしています。

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伝統文化レッスン (カダ)

Kada_4 Kada_5

6月のツアーでニマルン寺に行った。

もしかしたら、リンポチェとラマにお会いできるかも知れない

お会いできるかどうかは運次第なので、(こういう言い方もミーハー?)、カダを買うかどうかは自由参加だったのだが、12人のメンバー全員が買ってリハーサルをしていった。

「白いスカーフのカダは正式なご挨拶のときに献上します」

知っているのだけれど、イザやってみると、これがけっこう難しい。

さっと投げた瞬間に、フワ~っと飛んでいってしまったり。

投げたつもりが手に絡まってしまったり。

あんまり見苦しいことをされるのは困ると思ったのか、

「できなければ、最初から広げておいていいのですよ」

と、ガイドが優しい助け舟を出してくれる。

素直に従えばいいのだが、ついムキになって、練習してしまう。

そして、ラッキーなことに、お目通りできることになってしまった❤❤❤

ドキドキしながら、本堂の2階に案内される。

高貴な方の前でだらだらするのはよくない、さっさとしなさいと、ガイドにせかされながら、夢中でよくわからないまま、(まぁ、外国人だしね)、リンポチェ、ラマにカダをささげると、そのカダを私たちの首にまたかけて下さった。

ご加護をいただいたカダは、大切に部屋の壁に飾ってある。(下に置いたりしてはイケマセン)。

それに味をしめて、「次回はもっとかっこよくやろう」などと煩悩の炎に火がついた。

やるなら、ヤクランドの勉強会(正式にはティータイムという)で、伝統文化の体験学習!

というわけで、ブータンから35枚のカダを取り寄せた。

(12月24日のティータイムでやりますね!ご参加お待ちしています!)

そこで、さっそく留学生のところに教えてもらいに行った。

頼りにしていたDちゃんは、

「なんとなく、みんなのまねしてやってるから、正式には知らないヨ」

なんだそうだ。

(私の、お葬式のときのお焼香と一緒ね、・・反省・・・)

そこに若きエリート公務員と実業家君がやってきた。

公務員になるには、ディグラムナムジャ(礼儀作法)は必須科目。

得意気にやってみせてくれようとするのだが、経験不足の空気が漂う・・。

そして、実業家君が立ち上がった。

カムニをつけているときにはね、、、、カムニがないときにはね、、、、王様へはね、まぁ、チャンスはないと思うけど、、、、、、リンポチェのときにはね、、、結婚式はね、、、、などなど、非常に細かなシチュエーション、つまり、どういう人に対してか、また、自分にとって目上か目下か、また用意された場面なのか、急に出くわした場面なのか、などにより、かなり状況が違うらしい。

そもそも、カダには、綺麗な吉祥模様と文字の描かれたタシカダ(祝賀用カダ)と、無地のカダがある。言われてよく見ると確かに模様が入っている。お葬式なんかに、間違えてもタシカダなんか持っていかないように。聞いててよかった。うっかりやっちゃいそう・・。

で、これは奥が深そうなので、一応、ニマルン寺のリンポチェやラマに、外国人の私たちがご挨拶、というシチュエーションで演じてもらった。

五体倒地をして、近づくときの足は右足からスリーステップね。ワン、ツー、スリー。

なんて、基本の「形」がある。

いいなぁ、この「形」。

基本の型をマスターすれば、次にラマさまにお会いしたときには、オロオロしないもんね。

詳しいステップは、今編集中のヤクランド通信に掲載します。

12月24日のクリスマス会では、一人一人実際に練習します。

(それまでに、Dちゃんが他のブータン人から聞いてマスターして先生をしてくれるそうです)

だから、ラマさま、ずっとお元気でいて下さいね。

   

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ブータンに帰る日を数える

私はGNH論者ではないけれど、やっぱりブータンっていうのは暮らしやすいというか、頭じゃなくって、カラダとか、ココロとかが、ここにいたいって思わせるところなんだろうか。

などと、今日は少々しんみり感じてしまった。

日本にきている留学生たちの何人かは、来年の2月にそろって帰国する。

早いものだ。

嬉しくてたまらない、という顔。

みんな指折り数えているそうだ。カレンダーに、その日が終わると、バツかマルか聞かなかったけど、終わったマークを入れ込んで喜んでる人もいるそうだ。

なんだか、淋しくなってしまった。

そんな私の気持ちを察して、優しい彼らは、

「日本だけじゃなくって、どこでもそうなんだ。一ヶ月以上ブータンを離れると、帰りたくってしょうがないんだ」

と、フォローしてくれる。

「そんなこと言ったって、ブータン人は、どこのオフィスに就職すれば国費で外国に留学できるとか、外国に行くことばっかり夢みてるじゃないの」

と言うと、

「う、、、うん、そうなんだけど。でも、やっぱり一ヶ月までだなぁ」

なんだそうだ。

ブータン人は、外国に行けることをすごくうらやましがる。

けっこう嫉妬深いから、外国人と結婚したブータン人なんて、

露骨にうらやましがられてうんざりしていた。

そのくせ、外国にいったら、当日からホームシックになるのだ。

分っているのに、どっちも本当の気持ちだから、正直なものだ。

考えてみたら、私がブータンにいたころ、1日たりと日本に帰りたいと思ったことはなかった。

協力隊で派遣されている人たちも、それなりに悩みはあるのだろうけれど、ブータンにいることを楽しんでいる人が多いんじゃないだろうか。

他の国に行ったらどうだったろう。

なんで楽しかったのかな。

今、もし行ったとしたら、どうだろう。

あの頃のような無邪気さでは溶け込めないだろうけど、

自分の家族や仕事がしっかりとあったら

また羽を伸ばして夢を描けるかも知れない。

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