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ブータンに帰る日を数える

私はGNH論者ではないけれど、やっぱりブータンっていうのは暮らしやすいというか、頭じゃなくって、カラダとか、ココロとかが、ここにいたいって思わせるところなんだろうか。

などと、今日は少々しんみり感じてしまった。

日本にきている留学生たちの何人かは、来年の2月にそろって帰国する。

早いものだ。

嬉しくてたまらない、という顔。

みんな指折り数えているそうだ。カレンダーに、その日が終わると、バツかマルか聞かなかったけど、終わったマークを入れ込んで喜んでる人もいるそうだ。

なんだか、淋しくなってしまった。

そんな私の気持ちを察して、優しい彼らは、

「日本だけじゃなくって、どこでもそうなんだ。一ヶ月以上ブータンを離れると、帰りたくってしょうがないんだ」

と、フォローしてくれる。

「そんなこと言ったって、ブータン人は、どこのオフィスに就職すれば国費で外国に留学できるとか、外国に行くことばっかり夢みてるじゃないの」

と言うと、

「う、、、うん、そうなんだけど。でも、やっぱり一ヶ月までだなぁ」

なんだそうだ。

ブータン人は、外国に行けることをすごくうらやましがる。

けっこう嫉妬深いから、外国人と結婚したブータン人なんて、

露骨にうらやましがられてうんざりしていた。

そのくせ、外国にいったら、当日からホームシックになるのだ。

分っているのに、どっちも本当の気持ちだから、正直なものだ。

考えてみたら、私がブータンにいたころ、1日たりと日本に帰りたいと思ったことはなかった。

協力隊で派遣されている人たちも、それなりに悩みはあるのだろうけれど、ブータンにいることを楽しんでいる人が多いんじゃないだろうか。

他の国に行ったらどうだったろう。

なんで楽しかったのかな。

今、もし行ったとしたら、どうだろう。

あの頃のような無邪気さでは溶け込めないだろうけど、

自分の家族や仕事がしっかりとあったら

また羽を伸ばして夢を描けるかも知れない。

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