ガイドのチップから
つい先日、ブータンに旅行された方から、トレッキングを始める前にガイドにチップのことを言われて少しとまどった話を聞いた。
たしかに、最近のブータンではチップは当然になってきている。
もともと、ブータンにも、お礼のお金を渡す習慣もある。
だからといって、その相手から切り出されるのも要求されているような、妙な感じだ。
結局、ガイドのアドバイスで、ガイド、コック、スタッフたちにいくらいくら、と決めてからトレッキングを始めたそうだ。
まあ、スタッフたちは、この人からはチップをもらえるのだろうかなどと、道中、気を揉まなくていいから、心置きなく仕事が出来たということだろうか。
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たまに、こういう話を聞くと、自分の狭い人間関係の中で、何度ブータンに行っていても、ブータンのことをいかに知らないかを思い知らされる。
私の相棒たち(ガイドやスタッフたち)は、とりわけ収入の少ないスタッフたちは、現金のお礼をもらうと生活がとても助かるのだけれど、誇り高い人たちで、いただくものは遠慮なくいただくし、特に期待などしない、口になど出さない人たちだ。
それでいて、たまにトレッキングやらでお客さんと一緒にブータンに行くと、みなさんもとても気持ちのよい方たちで、少しずつ出し合ってほどよいお礼を気持ちよくしている。
何よりも、スタッフたちが嬉しそうに一生懸命働いてくれて、お客さんたちもそれを感謝して旅行を楽しみ、お互いに、なんていいスタッフたちなんだろう、なんていいお客さんなんだろう、と私に言ってくれるときには、こんないい仕事をさせていただいて、何て幸せなんだろうと思うのだ。
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そういうことって、なかなかない。ない=あることが難しい=有り難い。
ありがたいな、と思った。
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