ブータンで一番見事なもの、
いろいろあるけど、 あの、シャクナゲの咲く峠は圧巻。
最初に行ったのがゴールデンウィークで、ドチュラ峠のシャクナゲが見事だった。
雛が最初に動くものを親だと刷り込まれるように、
私の中では、シャクナゲが刷り込まれてしまった。
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いつだったか、5月にタシガンまでドライブした。
いつもなら、あきあきしてしまう、長いドライブなのだけど、
赤とピンクのシャクナゲが峠を染めて、
ときどき、レモンイエローのとてもフレッシュな花もあって、
何種類のシャクナゲかを、ドライバー君がプレゼントしてくれて、
ひたすら、ひたすら、夢心地。
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いいなぁ、ブータン・・。
・
「今生はブータン人。来世もブータン人に生まれてくるんだ」
と、嬉しそうなガイドに、
「一人でずる~い、私も!」
と、まじめに嫉妬した。
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さて、 少し知的好奇心が増してきたこのごろ(?)、
「もしシャクナゲの季節に行くなら、その花の名前を説明できるようにならなくては」
と、一念発起。
Rebecca Pradan 氏の 「Wild Rhododendrons of Bhutan」を 絶望の壁を超えて
なんとか日本語にした。
解体新書(ターヘルアナトミア)って、オランダ語が全然ダメなのに、顔の上の小高いところだから鼻だろう、、なんて、訳したって聞いたことがあるけど、その気分。
しかし、問題はそこからだった。
同じじゃん!どこが違うの!???
ブータンの、わかっているだけで46種類もあると、葉も花も、たいして変わらないものも多い。
どうやって見分けるのだ???
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そこで、吉田外司夫氏の「ヒマラヤ植物大図鑑」を開いた。
シャクナゲ(ツツジ属)の説明を読むと、
「種類の同定には ・・(略)・・毛の有無とその形や密度が重要なポイントに・・ 直毛のほかに、腺毛、星状毛、星状毛に柄のついた樹木状の毛、・・・」
え、そ、そんなぁ。
葉っぱの裏なんて、今まで見たことなかったし、たくさん撮ったはずのシャクナゲの写真、みんな花ばかり。これじゃ、分んないの?
だいたい、葉っぱの裏なんか、そんなに違うのかなぁ。
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近所の山(公園になっている)を歩いていたら、シャクナゲの植え込みがあった。
そこで、ちょっと失礼、ちらりと葉っぱめくり。
いくつもめくっているうちに、たしかに裏が絨毯状態のものがあった。
指でこすると、ボロボロと取れる。
ルーペで見ると、おおぉ!細い糸が複雑に絡まりあって、薄くのばした綿か、何年も着ているセーターの表面のようになっているではないか!
・
知ってる人にとっては、今更フン!って感じなんだろうけど、私にとっては、大発見。
専門知識がない私だからこそ、同じような人たちに役立つ、ブータンシャクナゲのあんちょこができるはず!と、前向き度120%。
来年のGWには、ルーペと接写レンズを持ってブータンへ行こう!


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